お知らせ2026年10月、国内で個人情報の漏えいの公表が相次いでいます。主な漏えい事案と公式窓口|最終更新 2026年10月16日

2026年10月版 市民のための自衛ガイド

あなたの名前・住所・電話番号は、
もう漏れている前提で動いてください。

それでも、被害を抑えるためにできることがあります。漏れた情報は取り戻せませんが、悪用される経路を減らし、早く気づくことはできます。このサイトは、漏れた項目と現在の状況に合わせて対策を選ぶためのガイドです。

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  • 最終更新 2026年10月16日

状況に合わせて、ここから

いま何が起きているか

マクニカが定義した国内Webシステムの事案では、2026年7月以降の公表が増えています。同社は、弱いシステムを広く探す攻撃の可能性が高いと分析しています。ただし、公表情報だけでは侵入原因が分からない事案も多く、すべてが同じ手口と確認されたわけではありません。

このほか、第一興商(約872万件のおそれ)、ブックオフ(最大約643万件の可能性)、ローソンID(約215万件)、佐川急便やヤマト運輸の関連サービスの情報など、生活に身近なサービスで公表が続いています。主な漏えい事案の一覧で、あなたが使っていたサービスを確認できます。

出典:マクニカ セキュリティ研究センター(2026年10月7日)、JPCERT/CC 注意喚起(10月8日)、各社の発表。件数は公表時点の数字で、今後変わることがあります。

パスワード以外の情報も漏えいしています

漏れた項目は事案ごとに違います。氏名・生年月日・顔写真はパスワードのように変えられず、住所も簡単には変えられません。本人確認に使われ得る情報だけを秘密の証拠にせず、悪用される道筋に合わせて対策します。詳しくはなぜこの対策なのかで説明しています。

覚えておく3つの原則

  1. 届いた連絡からは動かない

    メール、SMS、電話、郵便、訪問。相手が何を知っていても、そこから手続きをしません。一度閉じて、公式アプリ、ブックマーク、カード裏面の番号など、前から知っている入口から自分で確かめます。

  2. 「知っている」は本物の証拠ではない

    名前、住所、生年月日、使っているサービス、最近の注文や配送。いまは詐欺師も知っています。逆に、暗証番号や「秘密の質問」に生年月日などを使っているなら、今日変えてください。

  3. 消去の確認と、悪用を減らす対策を併せる

    事業者に残る情報の消去は、保存目的や法令によって扱いが変わります。あわせて、パスワードの使い回しをなくす、対応サービスでパスキーを使う、銀行振込の限度額や利用通知を見直すなど、被害の種類に合う対策を進めます。

被害が確認されていない人の点検(今日の30分)

被害が進行中なら、共通の点検より先に対応してください

不正な支払い・送金や証券取引、カード番号やパスワードの流出、突然の「圏外」などがあれば、被害時の初動を優先してください。金融機関に関わるときは連絡を急ぎます。漏れた項目が分かる場合は自分専用の対策を作れます。

以下は被害が確認されていない人向けの共通の点検です。必要性と順番は、漏れた情報や利用中のサービスによって変わります。チェックを入れると、この端末に記録されます。

0 / 6 完了
  1. なぜ・やり方

    多くのサービスの「パスワード再設定」はメールに届きます。メールを取られると、ほかのアカウントも狙われます。メールは多くのアカウントの合鍵です。

    • Gmail、iCloud、Yahoo!メール、キャリアメールなど、普段使うメールのパスワードが長く、推測しにくく、ほかで使っていないものか確認する。流出・使い回し・不審なログインがあれば変える
    • 設定の「セキュリティ」から、パスキーか2段階認証をオンにする
    • 再設定用の電話番号と予備のメールアドレスが、今も自分のものか確認する。不審なログインがあればログイン中の端末や転送設定も点検する
  2. なぜ・やり方

    偽造した身分証で携帯ショップに行き、あなたの電話番号を別のSIMに移す「SIM乗っ取り」が実際に起きています。番号を取られると、SMSで届く認証コードが全部相手に届きます。漏れた免許証の画像は、偽造の材料になり得ます。

    • dアカウント、au ID、My SoftBank、楽天IDなど、携帯会社のアカウントのパスワードを固有のものにし、2段階認証をオンにする
    • 契約時に決めた4桁の暗証番号が、生年月日や「1234」なら変更する
    • 突然「圏外」や「SIMなし」になったら、別の電話からすぐ携帯会社に連絡する

    携帯電話の守り方を詳しく

  3. なぜ・やり方

    振込限度額は、ネットバンキングを使う人が銀行振込による被害額を抑えるための設定です。カード決済やなりすまし契約の上限にはなりません。銀行によっては、限度額を上げるときに追加の確認や時間がかかります。

    • 銀行のアプリやサイトで、1日の振込限度額を、普段の振込に必要な最小限まで下げる
    • ログイン、振込、出金のお知らせ(メールやアプリの通知)をオンにする
    • 使っていない口座は、解約も検討する
  4. なぜ・やり方

    不正利用は、早く気づくほど止めやすくなります。多くのカードは、不正利用の補償を受けられる期間に期限があります。

    • カード会社の公式アプリで、対応する利用通知をオンにする。通知の対象外や遅延もあるため、明細も確認する
    • PayPayなどのスマホ決済は、対応する利用通知をオンにし、自動チャージの設定を見直す。通知が来ない利用もあるため、履歴も確認する
    • 毎月の明細で、少額の見覚えのない請求も確認する。少額の請求は、カードが使えるかの「試し打ち」のことがあります
  5. なぜ・やり方

    漏れた情報には、住所や家族の情報が含まれることがあります。息子、孫、警察、役所を名乗る電話は、以前よりずっと本物らしくなります。

    • 家族だけが知っている合言葉を決める。誕生日、住所、ペットの名前など、漏れうる情報は使わない
    • 「お金、カード、暗証番号、口座の話が出たら、一度切って、自分が知っている番号にかけ直す」と家族全員で決める
    • 高齢の家族には、家族を守るページのカードを印刷して渡す
  6. なぜ・やり方

    パスワードが流出した場合、保存方法によっても危険は変わります。元に戻せない形(ハッシュ化)で保存されていても、短いものやよくあるものは推測され得ます。メールアドレスだけが漏れた場合とは分けて考えます。

    • 漏えいした項目にパスワードが含まれるか、サービスの公式発表で確認する
    • パスワードが漏れた、または使い回していた場合は、同じ・似たパスワードのサービスを、メール、銀行・証券、買い物、SNSの順に変える
    • 覚えきれない場合は、スマホに標準で入っているパスワード管理(iPhoneの「パスワード」アプリ、Googleパスワードマネージャー)に保存させる

今週中にやること

いま、こんな状況なら

漏れた情報に合わせて対策を選ぶ

デジタル大臣は10月6日、国民に「パスワードの使い回しをやめる」「多要素認証を使う」「不審なメールやSMSに注意する」の3つを呼びかけました。公式サイト・公式アプリからアクセスすることも案内しています。このサイトでは、電話・郵便・訪問も含め、漏れた情報に応じた確認の手順を整理します。

攻撃者の目線で見た、なぜこの対策なのか